パプリカ栽培は意外と簡単!プランターでもOKな育て方まとめ

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目次

1. はじめに

パプリカ

カラフルで食卓を華やかにしてくれる「パプリカ」。
スーパーでは赤・黄・オレンジなど鮮やかな色合いが並び、肉厚で甘みがあることから、子どもから大人まで人気の野菜です。

そんなパプリカ、実は家庭菜園でも意外と簡単に育てられることをご存じですか?
一見すると難しそうに見えるかもしれませんが、育て方はピーマンとほぼ同じ
日当たりと水やりに気をつければ、プランターでも元気に育ち、色づいた実を収穫する楽しさを味わえます。

しかも、パプリカは収穫までの過程が目に見えてわかりやすく、初心者でも達成感を感じやすい野菜のひとつ。
料理にも使いやすく、育てがいもバッチリです。

この記事では、パプリカ栽培の基本から、プランターでの育て方、色づきや実つきのコツ、よくある失敗例までを丁寧に解説します。
「今年は家庭菜園にチャレンジしてみたい!」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

2. パプリカってどんな野菜?ピーマンとの違い

パプリカは、ナス科トウガラシ属の野菜で、ピーマンと同じ仲間にあたります。
どちらも同じような見た目をしていますが、実は品種や育て方、味・栄養にいくつか違いがあるのをご存じでしょうか?

ここでは、パプリカとピーマンの違いを分かりやすくご紹介します。

①パプリカは完熟収穫、ピーマンは未熟収穫

ピーマンは、緑色の未熟な状態で収穫するのに対して、
パプリカは完熟させて赤・黄・オレンジなどに色づいてから収穫します。

つまり、同じように見えても、収穫までの期間や管理が少し異なるのです。

②味の違い:パプリカは甘くてフルーティー

パプリカは、肉厚でジューシー、そして甘みが強いのが特徴です。
ピーマン特有の苦みや青臭さが少ないため、子どもや野菜が苦手な人でも食べやすい野菜として人気があります。

一方のピーマンは、シャキッとした歯ごたえと少しの苦みが魅力。
同じトウガラシ属でも、味わいの個性ははっきり違います。

③栄養価の違いも注目!

パプリカは、ビタミンC・カロテン・ビタミンEなどが豊富に含まれており、
特に赤や黄のパプリカは抗酸化作用が高く、美容や健康にも嬉しい栄養素がたっぷりです。

ピーマンにもビタミンは含まれますが、パプリカはさらに栄養価が高い完熟野菜として注目されています。

④栽培面の違いは?

栽培方法は基本的にピーマンとほぼ同じですが、パプリカは完熟させるぶん、栽培期間が長めになります(開花から収穫まで約60〜80日)。
その分、じっくり育てて色づいていく様子が楽しめるという面白さがあります。

Vegeday
ピーマンとパプリカは同じor違う?栄養、味、見た目などまとめ パプリカはピーマンの仲間ですが、栄養や味にはどんな違いがあるの?生でも加熱してもOKのおいしい食べ方も紹介します。

3. 栽培スケジュールと必要な環境

パプリカ栽培

パプリカは、暖かい気候を好む夏野菜です。
発芽や生育にはある程度の温度が必要なため、寒さには注意が必要ですが、育てる環境を整えれば、家庭でもしっかり育てることができます。

ここでは、種まきから収穫までのスケジュールと、パプリカが元気に育つための環境条件を解説します。

3-1. パプリカ栽培の年間スケジュール(関東基準)

作業内容時期の目安
種まき(育苗)2月下旬〜3月
苗の植え付け5月上旬〜中旬(霜がなくなってから)
開花・着果6月〜7月頃
収穫開始7月下旬〜10月頃(色づいたら)

※発芽には25〜30℃が必要なため、種から育てる場合は室内育苗が基本です。
初心者の方は、5月ごろにホームセンターで販売される苗から育てるのがおすすめです。

3-2. 生育に適した温度

  • 発芽適温:25〜30℃
  • 生育適温:20〜30℃
  • 夜間10℃以下では生育が鈍るため、定植は気温が安定してから

パプリカは高温には比較的強いですが、極端な暑さや寒さには弱いため、春〜秋の期間限定で育てる作物となります。

3-3. パプリカ栽培に適した環境

日当たり

パプリカは日光が大好き。1日5〜6時間以上の日照が理想です。
日照不足だと、実のつきが悪くなったり、色づかずに終わってしまうこともあるため注意しましょう。

風通し

風通しのよい場所に置くことで、病害虫の予防や根腐れ防止につながります。
特にプランター栽培では、密植にならないよう間隔をしっかり確保しましょう。

土壌環境

  • 水はけが良く、栄養のある土がベスト。
  • 市販の「野菜用培養土」でOK。自作するなら「赤玉土6:腐葉土4」+元肥をブレンド。

スタート時期と置き場所が成功のカギ!

パプリカは「暑すぎず、寒すぎず、日当たりが良い場所」でじっくり育てるのが基本。
プランターでも十分育てられるので、育てる環境に合わせて工夫することで、初心者でも成功しやすい野菜です。

4. パプリカ栽培に必要なもの

パプリカ栽培を始めるには、あらかじめ必要な道具をそろえておくことで、スムーズにスタートできます。
ここでは、家庭菜園やベランダでも育てやすい“プランター栽培”を想定して、必要なものをご紹介します。

①パプリカの苗(または種)

初心者の方には、育苗済みの苗からスタートするのがおすすめです。
5月ごろになると、園芸店やホームセンターで元気な苗が出回ります。

  • 苗は節の間が詰まっていて、葉の色が濃くツヤがあるものを選ぶと◎
  • カラーピーマンと表記されていることもあるので、品種のラベルも要チェック

👉 種から育てる場合は、発芽温度が25〜30℃必要なため、室内の育苗設備が必要です。

②プランター

パプリカは根がしっかり張る作物なので、深さと幅に余裕のあるプランターが適しています。

  • 深さ30cm以上、横幅30〜40cm以上のものがおすすめ
  • 1株につき1つのプランターでもOKですが、大きめの長方形プランターなら2株まで植えられます
  • 底穴付きで水はけの良いものを選びましょう

③野菜用培養土

市販の「野菜用培養土」を使えば、特別な配合をせずにすぐ使えて便利です。

  • 水はけ・保水性・栄養バランスの整ったものを選びましょう
  • 自作する場合は、「赤玉土6:腐葉土4」に元肥を加えると◎

④肥料(元肥・追肥)

  • 元肥:定植前に土に混ぜておく「緩効性肥料」がおすすめ
  • 追肥:花が咲いたあとや実がつきはじめたら、2〜3週間ごとに液体肥料を与えると実の肥大をサポートします

👉 肥料を与えすぎると“葉ばかり茂る”原因になるため、適量を守ることが大切です。

⑤支柱・ひも(倒伏防止)

パプリカは成長すると草丈が高くなり、風や実の重みで倒れやすくなるため、支柱があると安心です。

  • 苗のそばにまっすぐ1本立てて、茎をゆるく結ぶだけでOK
  • 伸びすぎた場合は、Y字支柱などで横倒れも防止しましょう

⑥その他あると便利なもの

  • ジョウロ・霧吹き(水やり用。乾燥時期に)
  • ラベルプレート(品種や植え付け日を記録)
  • 防虫ネット(アブラムシなどの害虫対策。必要に応じて)
  • 手袋・スコップ(植え付け・追肥作業に)

必要なものは最小限でもOK!

パプリカ栽培に必要なものは特別な道具ではなく、家庭菜園でよく使う基本的な資材ばかりです。
特に初心者の方は、「苗・プランター・土・肥料・支柱」さえそろえればすぐにスタートできます。

5. パプリカの育て方ステップ

パプリカ栽培

パプリカの栽培は、ポイントさえ押さえれば初心者でもじゅうぶん成功可能です。
ここでは、プランター栽培を想定して、苗の植え付けから収穫までの基本的な育て方ステップを紹介します。

STEP
苗の植え付け(5月上旬〜中旬)
  • 日中の気温が安定して20℃以上になった頃が定植の適期です。
  • プランターに培養土を入れ、株間30cmほどあけて1株〜2株を植え付けます。
  • 苗は深植えせず、ポットの土と同じ高さに合わせるのがポイント。
  • 植え付け後は、たっぷりと水を与え、風通しの良い日なたに置きましょう。
STEP
支柱立てと初期管理
  • 苗が10〜15cmほどに育ったら、まっすぐ支柱を立てて茎を軽く結びます。
  • 成長期は根張りが強くなるので、水切れに注意して土の表面が乾いたらしっかり水やりを行いましょう。
  • 植え付けから2〜3週間後に緩効性肥料を土にまくことで、初期成長をサポートできます。
STEP
開花・着果期の管理(6月〜)
  • 植え付けから約1か月後に白く小さな花が咲き始めます。
  • 花が咲いたら、筆や指で花の中心をやさしくなでて受粉を助けると、着果率がアップします(特に風通しの悪い場所や室内栽培では有効)。
  • 実がついた後は、2〜3週間おきに液体肥料を追肥し、果実の肥大と色づきをサポートしましょう。
STEP
実の肥大・色づき・収穫(7月〜10月)
  • 着果後、パプリカは1か月以上かけてじっくりと大きくなり、完熟すると赤・黄などの鮮やかな色に変化します。
  • 完熟するまで収穫を待つのが基本ですが、色づく前の“緑パプリカ”として収穫することも可能です。
  • ヘタの近くをハサミで切って収穫し、株を傷つけないように注意しましょう。
  • 1株から5〜10個以上の収穫が見込めるため、追肥と水やりを継続して管理すれば長く楽しめます。

パプリカは、「育てる時間がかかる分、実が色づいたときの感動が大きい」野菜です。
特にプランター栽培では、水やり・追肥・日照の管理が収穫成功のカギ。
焦らず、じっくり育てていきましょう。

6. プランター栽培のコツ

パプリカは畑がなくても、プランターでもしっかり育てられる夏野菜です。
ただし、地植えに比べて根の張るスペースや水分・栄養の保持力が限られるため、いくつか注意すべきポイントがあります。
ここでは、プランターでパプリカを育てる際に押さえておきたいコツをご紹介します。

6-1. 十分な大きさのプランターを選ぶ

パプリカは根が深く張るため、深さ30cm以上・幅30〜40cm以上のプランターが理想的です。
容器が小さいと、根詰まりを起こして生育が止まったり、実がつかなくなってしまうことも。

👉 1株あたり1つの深型鉢、または大きめの長方形プランターに2株までが目安です。

6-2. 日当たりの良い場所に設置する

パプリカはたっぷりの太陽光を必要とする野菜です。
1日5〜6時間以上直射日光が当たる場所にプランターを設置しましょう。

👉 日当たりが弱いと、実が色づかない・着果しない原因になるため注意。
👉 ベランダ栽培の場合は、南向き or 東向き+遮るものが少ない場所が理想です。

6-3. 水やりは「乾いたらたっぷり」+朝がベスト

プランターは土の量が限られる分、乾燥しやすいのでこまめな水やりが必要です。
ただし、常に湿っている状態は根腐れや病気の原因にもなるため、メリハリが大切。

  • 朝のうちにたっぷり水を与え、夜は控える
  • 土の表面が乾いて白っぽくなったら水やりのサイン
  • 真夏は朝夕2回に分けて与えてもOK(猛暑日など)

6-4. 肥料切れに注意!こまめな追肥で実を育てる

プランター内の栄養は限られているため、追肥をしないと実が小さいまま育たなかったり、着果が止まってしまうことがあります。

  • 定植後1か月から、2〜3週間ごとに液体肥料を与える
  • 実がつき始めたら、収穫が終わるまで継続的に追肥するのがコツ
  • 葉の色が薄くなってきたら肥料不足のサインです

6-5. 定期的な整枝で風通しを良く

パプリカは放っておくと枝葉が密集して風通しが悪くなり、病害虫の原因や実の肥大不足に。
次のような整枝を心がけましょう。

  • 最初に出るわき芽(第一分枝)より下の葉や枝は取り除く
  • 3本仕立て程度に整えて、光が中まで届くように管理
  • 病気や害虫がついた葉は早めに取り除く

プランターでも立派な実を育てられる!

パプリカは、容器の大きさ・日当たり・水やり・追肥という4つの基本を押さえれば、プランターでも大きくて色鮮やかな実が育てられます。
コンパクトに育てられるため、ベランダ菜園や初心者にもぴったりの野菜です。

7. まとめ

色鮮やかで甘みのあるパプリカは、見た目も味も楽しめる人気の夏野菜です。
一見むずかしそうに感じるかもしれませんが、実はピーマンとほぼ同じ感覚で育てられ、プランターでもしっかり収穫できることがわかりました。

今回ご紹介した内容をおさらいすると──

  • パプリカは完熟型の野菜で、育て方はピーマンとほぼ同じ
  • 栽培スケジュールや日当たり・水やり・追肥などの基本を押さえればOK
  • プランターでも十分育ち、ベランダ菜園にもおすすめ
  • 実が色づくまでじっくり育てることで、味も栄養もぐっとアップ!

じっくり育てたパプリカがカラフルに色づいていく様子は、育てる楽しさや達成感をたっぷり味わえる家庭菜園ならではの魅力です。

今年はぜひ、自分の手で育てたパプリカを食卓に並べてみませんか?
毎日の料理がもっと楽しく、もっとカラフルになりますよ!

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